茶道具 裏千家 圓能斎好 源氏棚 源氏香透かし 組立式 紙箱 / 美品
フランスのアンティークの1800年代のノルマンディーレースの少し大きめサイズのラウンドドイリー。圧巻はセンターのぷっくり膨らんだアール・ヌーヴォー調の大きな草花紋様の立体的なエンブロイダリーフォンドクワフと呼ばれる頭飾り、ボネ用の刺繍だったかも。豊かな糸量のアウトラインの隙き間に花(実)モチーフのヴァレンシエンヌレースや透かしボビン編みのリネンレースを個々に縫い込んだ、珍しい意匠の作品です。特に中心の周囲に小さなドット/点を敷き詰めた刺繍が沢山見えます。外側の三日月型の☽☾曲線が葉の葉脈の模様のように見えて優美です。五層から成るドイリーで生地が二層、レースが三層。全て異なるヴァレンシエンヌレースでそれぞれ愛らしいフラワーモチーフです。２層目、５層目がローズのよう。カラーは優しくたおやかなアイボリー色。中心と、その左横の数軒ピースのレースが淡いクリーム色のようです。７枚目画像にてご確認ください。生地はガーゼとローンの中間のような幾分シアー感のある薄手のファブリック。素材はコットン、或いはコットン＆リネンの混紡かと。柔らく、軽く滑らかです。素人計測、かつハンドメイド品で箇所により差異がある為下記の誤差をご容赦くださいm(_ _)m直径約32.5〜34㎝ 重さ約15g各パーツを縫い合わせる糸は数種類の太さの糸が使われており太めの糸も見られます。縫い合わせは比較的おおらかでざっくりした縫われた箇所、縫い目が表に大きめに現れている箇所が複数あります。レースの解れを補修した箇所も複数見られます。画像にてご確認戴けますが生地の織りが緩くなった箇所、特に三層目のローン地に薄い破れ、小孔等が20カ所以上見られます年月を経たハンドメイド作品としてご理解くださり、上記をお気になさらないかたに。個人的には気にならず、あまり目立たず美しい美術工芸品として長くご活用戴ける作品と感じますがお気になさらないかたに。目立つ大きな傷や汚れは有りません。最終画像右下は裏面です。風合いや美しい地色を損ねる為お洗濯時には漂白剤等は使わずに。大胆さと繊細な可憐さが共存した作品。気に入ってくださったかたに素敵にご活用戴けましたら嬉しいです✧